日々プログラミングを学んでいる中で、「文法はわかるのに、いざ組み合わせると全然動かない…」と感じたことはありませんか?
私もまさに今、そこにつまずいています。
if文もfor文もわかるのに、組み合わせて書こうとすると頭が混乱してしまうんです。
K先生からは「プログラマーは文法を組み合わせて自然に書ける」と聞いて、正直「どうやったらそんなふうになれるんだろう」と思いました。
この記事では、文法の組み合わせを克服するために私が考えた方法を紹介します。

なぜ文法を組み合わせると難しくなるのか?

1.文法そのものは単純でも、「組み合わせる」と爆発的に複雑になる
文法(if文、for文、関数など)は単体では理解しやすいです。
しかし、それらを組み合わせて動作させると、相互作用が発生します。

例:関数Aが関数Bを呼び出し、Bの中で例外が起きて、Aがどう処理するか…

このように、文法同士の関係性を理解する必要が出てくるため、難易度が一気に上がります。

2.抽象化が進むほど、表面の文法だけでは追えない
上級者が使う文法は、一見文法の組み合わせに見えて、**抽象概念(設計思想)**を含んでいます。
そのため、「文法を覚えた」だけでは理解が追いつかなくなるのです。

たとえば「料理」でイメージすると、こんな感じです。
文法レベル→「包丁の使い方」「炒め方」など、手順そのものを覚える段階
抽象レベル→「この料理は何を目的に作るのか」「味のバランスをどう設計するか」など、レシピの意図を理解する段階

克服方法

1.コードを「塊」で見るクセをつける
コードを塊ごとに分解すると、ここではこの文法が使われていることや処理の意味がわかります。
まずはコード全体をみてから、コードを塊で分解して考えるようにしていきます。

2.模範コードを写しながら“意図”を理解する
いきなり問題に取り組んでみても、頭の中が整理できず、まったくわからないということもあるかと思います。
そういうときは、模範解答やサンプルコードを書き写すところから始めて、すこしずつ意味を考えるようにしていきます。
書籍では文法単体の解説が多く、「文法の組み合わせ」を学ぶ機会は意外と少ないですよね。
そんなときは、ChatGPTなどを使って「このコードの動きをわかりやすく説明して」「for文とif文の組み合わせ練習を出して」と質問してみるのもおすすめです。
ただし、AIの回答は完璧ではないので、最終的には自分の理解で検証することを忘れずにしてくださいね。

解決のカギは「文法の目的を理解する」ことです。

文法を暗記するのではなく、「なぜその文法があるのか」「どんな場面で使うのか」を理解するとよいです。
例:if文 → 条件による分岐
  for文 → 繰り返し
  関数 → 処理の再利用と構造化

目的を考えて文法を学ぶと、組み合わせたときも「なぜそう書くか」が見えてきます。

まとめ

プログラミングの理解は、ある日突然「つながる瞬間」が訪れると言われます。
私もまだその途中ですが、日々少しずつ「なぜこう書くのか」を意識することで、確実に見える世界が変わってきています。
もし同じように悩んでいる方がいたら、「焦らず・諦めず」に、今日も一行ずつコードを書いていきましょう。

Crebitでは、プログラミングの基礎力をつけるために、文法を組み合わせて使う実践問題やチャレンジ問題を設定しています。
そうはいっても、初めはわからないことばかりでつまずいてしまうかと思います。
そのようなときのために、レッスン外でも講師に相談できる環境を整えています。

また、一度学んだけど、もう一度教えてほしいということも柔軟に対応しています。
カリキュラムの順番通りではなく、受講者の理解に合わせて進めていきます。
もしCrebitに興味がありましたら、無料相談会を随時開催していますので、ぜひ参加してみてくださいね。