N先生が書いた「プログラミングとは?」という記事でも紹介していますが、Kからも少しお話しさせていただきます。
「プログラム」と聞くと、なんだか難しそう…と感じるかもしれません。
でも実は、私たちの身の回りにはプログラムで動いているものがあふれています。
スマホのゲームアプリ、自動車運転を制御する仕組み、電車の運行管理、あらゆる家電製品、全部プログラムが動いています。
今回は、プログラミングを始める前に知っておきたい「プログラムって何?」をやさしく解説します。
プログラムはコンピューターへの「やることリスト」
プログラムをひとことで言うと、コンピューターへの命令書です。
「これをやって」「次はこれ」と、順番にやることを書き並べた手順書のようなもの。
たとえば「スポーツ練習」を想像してみてください。
- 練習場所に行く準備をする
- もし 雨なら、体育館へ行く
- そうでなければ、外で練習する
- 練習が終わったので、水分補給をする
この一連の流れをコンピューター向けに書いたものが「プログラム」です。
プログラムが動くと何が起きるの?
プログラムは、
入力(Input) → 処理(Processing) → 出力(Output)
という流れで動きます。
たとえば電卓アプリなら…
- 入力:数字と「+」や「=」を押す
- 処理:コンピューターが計算する
- 出力:結果の数字が画面に表示される
この一連の流れも、すべてプログラムが指示しています。
実際のコードをちょっと見てみよう
プログラムは、こんなふうに書きます。
これは JavaScript で書いた例(スポーツ練習)です。
let isRain = true;
console.log("練習の準備をします");
if (isRain) {
console.log("雨なので体育館で練習します");
} else {
console.log("晴れているので外で練習します");
}
console.log("練習が終わったので水分補給をします");
これを実行すると、画面に次の順番で表示されます。
・練習場所に行く準備をする
・もし雨だったら体育館で練習します、そうでなければ外で練習します
・練習が終わったので水分補給をします
このプログラムでは、天気によって練習場所が切り替わる仕組みを、プログラムで表現しています。
プログラムが使われている身近な例
- 自動販売機の在庫管理
- ネットショッピングのおすすめ商品表示
- YouTubeの再生リストや検索機能
- ゲームのキャラクターの動き
実はほとんどのデジタルサービスが、裏側でプログラムによって動いています。
学ぶとどんな世界が広がる?
プログラムが書けるようになると…
- 自分だけのツールやWebサイトが作れる
- 面倒な作業を自動化できる
- ゲームやアプリを自分好みにカスタマイズできる
- アイデアを形にして、人に見せられる
といったワクワクする世界が広がります。
まとめ
プログラムは、コンピューターへの「やさしい指示」です。
たった1行のコードでも、命令を実行してくれる頼もしい存在です。
もし「ちょっとやってみたいかも…」と思ったら、まずは1行書いて動かすところから始めてみましょう。
Crebitプログラミング教室では、初心者向けに1行ずつ丁寧に学べる講座を用意しています。
あなたの「最初の一歩」を、ここから踏み出してみませんか?