2025年。AI・自動化・DX開発が加速し、「最低限知っておかないと会話についていけない技術的な言葉」が急増しています。

エンジニアにとって、最新技術を追うのはもちろん大切ですが、
実は、常識レベルの基礎用語を押さえておくことも、とても重要です。

「これ知らないの?」とならないためにも、
本記事では、エンジニアである僕の視点から、いまのエンジニアが必ず知っておきたい5つのキーワードを厳選して解説します。


📘 エンジニアの常識単語5選

① API(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)

APIとは、サービス同士をつなぐための「窓口」のこと。

IT関連の参考書では、しばしば
「ソフトウェアやプログラムの一部を公開し、他のコンピュータと機能を共有する仕組み」
と説明されています。

たとえば…

  • ログインで「Googleアカウントを使う」
  • 地図アプリを自分のアプリに埋め込む
  • 決済でPAY.JPを使う
  • ChatGPTの機能を自作アプリに組み込む

これらすべてAPIを使った連携で成り立っています。

Webアプリ・スマホアプリ・業務システム、何を作るにも必須知識。
知らないと会話に入れないレベルの基本用語です。

② AIの幻覚(ハルシネーション)

AIがもっともらしい「誤情報」を生成してしまう現象。

2025年のAI活用では、「ハルシネーションをどう抑えるか」が大きなテーマになっています。

  • 自信満々に間違った回答をする
  • 存在しないURLを生成する
  • 架空の人物・法律・数字を出す

こうした問題が起きる理由は、AIが「確率的に最もそれっぽい文章」を生成しているため。

エンジニアとしては、
・幻覚を理解する
・前提として“AIは間違える”と認識する

この2つが必須です。

③ オプトアウト(Opt-out)

オプトアウトとは、ユーザーが「自分のデータをAI学習に使わせないようにする権利」のことです。

この言葉は、本来は個人情報保護の分野で使われてきた用語です。
個人データを第三者に提供する場合、事業者は原則として本人の同意を得なければなりません。
ですが、オプトアウト制度を利用することで、事前に同意を得なくてもデータ提供が可能になります。

ただしこれは裏を返せば、
ユーザーが「オプトアウトします」と意思表示すれば、自分のデータ利用を止めるよう求められる仕組み
だということです。

もともとは個人情報保護で使われていた言葉ですが、AI の普及によって、
「AI学習から自分のデータを除外したい」という文脈でも広く使われるようになり、2023〜2025年で一気に注目が高まりました。

サイト上でも

  • データ利用
  • クッキーポリシー
  • 学習拒否
    の項目が増え、エンジニア側も法令順守・プライバシー対応を求められるようになりました。

AIと個人情報保護を考える上で、完全に必須の単語です。

④ 配列(Array)

プログラミングで最も重要なデータ構造のひとつ。
複数のデータを“順番に並べて管理する箱”。

例:JavaScriptの配列

let fruits = ["apple", "banana", "orange"];

配列が理解できると、

  • ループ
  • 条件分岐
  • 検索
  • データ処理
    などが一気に楽になります。

「配列が理解できる=コードが読める」といってもいいほど重要。

初心者から上級者まで、エンジニアで知らない人はいません。

⑤ 自動運転のレベル分け(Level 0〜5)

ニュースやWeb記事などでも頻繁に見かける単語です。
「レベル0〜5」という表現を聞くと、アニメ『とある科学の超電磁砲』を思い浮かべる人もいるかもしれませんね ^^;

実はこの数字、自動運転技術を6段階で分類した「世界統一規格」を指します。

レベル内容
0自動化なし
1ハンドル補助などの「運転支援」
2高速道路での車線維持など「部分自動運転」
3条件付き自動運転(特定条件で手放しOK)
4高度自動運転(限定エリアで完全自動)
5完全自動運転、全域で無人走行が可能

近年の話題として、

  • ホンダの「レジェンド」 Level 3 実装
  • カリフォルニア州サンフランシスコでLevel 4 の自動運転タクシーサービス「Waymo One」を一般開放
  • 交通法規のアップデート

など、ニュースで頻出しています。

エンジニアであれば、この「L2」「L3」などの呼び方は知っておくべき基本知識です。

以上、いまのエンジニアが必ず知っておきたい5つのキーワードを厳選して解説しました。


特にAPIという言葉は、ITに詳しくない人にはあまり馴染みがないかもしれません。
ですが、エンジニア、あるいはITに精通している人であれば知らないなんてことはありえないと僕は思います。

ITはジャンルが幅広いとはいえ、「これだけは絶対に外せない」という用語が存在します。
たとえるなら、野球好きの人で「大谷翔平」選手や「イチロー」さんを知らない人はいないのと同じです。

その分野に深く関わる人なら、知っていて当然と思われる基礎用語が必ずあります。
「こんなことも知らないの?」と思われないように、そして何より自分のためにも、
日頃からこうした言葉に関心を持ち続けることの大切さを、改めて実感しています。