以前の記事「プログラムの書き方は1通りじゃない」では、プログラミングは「数学の問題を解くのに近い」という話をしました。
もしかすると、
「数学が苦手でもプログラミングってできるの?」
「文系出身だけど大丈夫なの?」
と不安に思う人もいるかもしれません。
結論は まったく問題ありません。むしろ文系の強みが活きる場面はたくさんあります。
文系出身でも「有利に働くポイント」は多い
プログラミングに必要なのは「計算力」よりも「読む力」「論理的な文章の組み立て」「言語化」です。
これはまさに文系の人が日頃から磨いている力です。
代表的なものを挙げると…
① 文章を読み解く力が高い
コードは「外国語の文章」のようなもの。
全体の流れをつかむ読解力がある文系はここで強みを発揮します。
② 言語化・説明が得意
仕様をまとめたり、問題点を説明したりする場面が多く、文系の説明力が武器になります。
③ 論理展開を文章で考える習慣がある
起承転結や主張→根拠といった構造を考えるクセが、アルゴリズムや条件分岐の理解にそのまま活きます。
④ ユーザー視点で考えられる
アプリ開発では「使う人がどう感じるか」が非常に重要。文系の感性はUI/UXに直結します。
⑤ デザイン・企画寄りの仕事でも強い
マーケティング、文章作成、企画力とプログラミングを掛け合わせることで活躍の幅が広がります。
実例:文章を読む力があると、プログラミングに強い
例えば、以前紹介した「5行10列のあいうえお表を作る」コード。(一部省略)
※ 詳細はこちらの記事 → プログラムの書き方は1通りじゃない
let table = document.getElementById('table');
let html = "";
let index = 0;
for (let row = 0; row < 5; row++) {
html += "<tr>";
for (let col = 0; col < 10; col++) {
html += `<td>${chars[index]}</td>`;
index++;
}
html += "</tr>";
}
table.innerHTML = html;
このコードを見たときに、まず全体として
- 文字列をどんどん繋げて
- それを
<table>に出力している - 行と列を作るために for 文を使っている
と読み解けるかどうかがスタートです。
これは 数学よりも文章の流れをつかむ力に近い んです。
文系の人はここが強いので、プログラミングでも早い段階で理解が進むケースが本当に多いです。
まず自分の現在地を知るところから
先ほどのコードを読んでみて、以下のどれに当てはまるかを把握するだけで学習の方向性がハッキリします。
✔ 全体像はわかるが二重ループの仕組みが曖昧
→ for文を重点的に復習するだけで理解が一気に進みます。
✔ そもそも何が書いてあるのかわからない
→ 初期段階から丁寧に学び直せば大丈夫。迷ったら先生に相談しましょう。
✔ 文法は学んだが、細かい部分が曖昧
→ わからない箇所(配列?要素取得?繰り返し?)を特定すれば改善が早くなります。
プログラミングは読み解く力で半分以上決まる
プログラミングはコードを書く以上に、読み解く力がとても大切です。
読み解ければ、書く部分は AI に手伝わせることもできます。
だからこそ、
- 文章力
- 読み解く力
- 論理的思考
といった 文系の強みがプログラミングと非常に相性がいい のです。
文系で自信がなくても大丈夫。Crebitが丁寧にフォローします
もしあなたが
- 文系出身
- 数学に苦手意識がある
- コードを読むのが不安
- あまり勉強が得意ではない
そんな状態だとしても、全く心配はいりません。
Crebit では、
- 基礎文法
- 読み解く練習
- 作品づくり
- 実践的な手の動かし方
をステップごとに丁寧にフォローします。
「ちょっとやってみようかな…」と思ったら、まずは一歩踏み出してみましょう。
