ITエンジニアと聞くと、

「ITエンジニアは将来性がある」
「在宅で自由に働ける」
「高収入が狙える」

そんなイメージを持たれることも多いと思います。
AIによる「日本でしんどい職業トップ10」の中では、ITエンジニアは第6位として挙げられていました。

まずは、AIが示した「しんどい職業」とその理由を見てみましょう。

AIが挙げた「日本でしんどい職業トップ10」

  1. 飲食・宿泊業
     理由:慢性的な人手不足、クレーム対応、長時間労働、不規則なシフト(深夜勤務など)
  2. 介護職・保育士
     理由:身体的負担(抱え上げなど)、精神的ストレス、命や安全に関わる責任、夜勤や不規則勤務
  3. 美容師
     理由:長時間の立ち仕事、技術・接客へのプレッシャー、拘束時間の長さ
  4. 運送・ドライバー
     理由:慢性的な人手不足、長時間運転による疲労、事故リスク、時間的制約
  5. 建設・施工管理
     理由:危険作業、肉体労働、天候や現場による不規則勤務、厳しい納期
  6. ITエンジニア
     理由:納期前の長時間労働、高い技術的プレッシャー、トラブル対応、不規則な勤務
  7. アニメーター・イラストレーター
     理由:厳しい納期、収入の不安定さ、長時間労働、生活リズムの乱れ
  8. 医療従事者(看護師など)
     理由:夜勤、精神的緊張の継続、命に関わる責任、人手不足
  9. コールセンター・カスタマーサポート
     理由:クレーム対応による精神的ストレス、感情労働、離職率の高さ
  10. 教員
     理由:長時間労働、業務量の多さ、精神的負担、責任の重さ

こうして見ると、ITエンジニアだけが特別に大変というわけではなく、
責任・納期・人手不足・精神的負担を抱える職業が多く並んでいることがわかります。

なぜITエンジニアがランクインするのか

ITエンジニアが「しんどい」と言われる理由は、単にパソコン作業が多いからではありません。

主な要因は次のような構造にあります。

  • 納期が明確に存在する仕事である
  • 技術の進化が速く、学び続ける必要がある
  • 正解が一つではない
  • トラブルは想定外の形で起こる

特に納期前には、不具合対応や想定外のトラブルなどが重なり、長時間労働になりやすい現場もあります。
この 不確実性の高さ が、精神的な負担につながりやすいのです。

「ITエンジニア=全員しんどい」ではない

ここで大切なのは、
ITエンジニアという職業そのものが過酷なのではない
という点です。

実際には、

  • 比較的安定したスケジュールで働く人
  • 自分の裁量で仕事を進められる人
  • 長時間労働とは無縁の環境にいる人

も多く存在します。

同じITエンジニアでも、「しんどさ」には大きな個人差があります。

しんどくなりやすいエンジニアの共通点

ITエンジニアが苦しくなりやすい背景には、次のような傾向があります。

  • 指示待ちになりやすい
  • エラーが出ると手が止まる
  • 自分で調べる習慣がない
  • 仕組みを理解しないまま作業している

こうした状態では、仕事は常に「追われるもの」になってしまいます。

学び方によって「しんどさ」は変わる

一方、しんどくなりにくいエンジニアには共通した特徴があります。

  • 自分で調べることが当たり前になっている
  • 本や公式ドキュメントを読む力がある
  • 正解を一つに求めすぎない

プログラミングでは、同じ結果にたどり着く道は一つではありません。

この前提を理解しているかどうかで、仕事のストレスは大きく変わります。

だからこそ「最初の学び方」が重要

ITエンジニアがしんどくなるかどうかは、才能よりも 最初の学び方 に左右されます。

  • 暗記中心の学習
  • 手順をなぞるだけの学習
  • 答えをすぐに教えてもらう学習

こうした経験だけでは、実務で壁にぶつかりやすくなります。

逆に、

  • なぜそうなるのかを考える
  • 自分で調べて理解する
  • 失敗を前提に試す

この姿勢が身についていれば、ITエンジニアという仕事は「しんどい」から「やりがいのある仕事」へ変わっていきます。

まとめ|ITエンジニアは「覚悟」より「理解」が必要な仕事

AIが選んだ「しんどい職業トップ10」にITエンジニアが含まれていたことは、決して的外れではありません。

ただしそれは、

  • ITはやめた方がいい
  • ITエンジニアは不幸な仕事

という意味ではありません。

しんどくなる理由を知らずに入ると、しんどくなりやすい
それが、このランキングから見える現実です。

ITエンジニアは楽な仕事ではありません。
しかし、正しく学び、正しく向き合えば、長く続けられる仕事でもあります。

その分かれ道は、やはり「最初の学び方」にあるのかもしれません。