今回は関数の中でも「引数」について、まとめました。

引数(実引数)とパラメーター(仮引数)

function greet(name) {
  console.log(“こんにちは、” + name + “さん!”);
}
greet(“くれび”);

この場合:
・function greet(name) → name が関数定義側で受け取る器「パラメーター(仮引数)」です。
・greet(“くれび”) → “くれび” が関数を呼び出すときに渡す材料、「引数(実引数)」です。

出力結果:こんにちは、くれびさん!

イメージ図はこんな感じです。

引数を使うメリット

引数を使うと、関数をより柔軟に再利用できるようになります。
上の例では、「くれび」の部分を変えるだけで、違う名前に挨拶できます。

他にも、重複が減らせるのでコードがスッキリする、関数の中だけで完結せずに外からの値を自由に変えることができるなどのメリットもあります。

引数が不要な場合

引数は必ず利用しなければならないものではありません。必要に応じて宣言すればよいものです。
引数が不要な場合は、関数定義側の ( ) の中も、呼び出し側の ( ) の中も空にします。

function greet( ) {
  console.log(“こんにちは!”);
}
greet( );

まとめ

・引数:関数を呼び出すときに渡す「材料」
・パラメーター:関数定義側で受け取る「器」
・引数を使うと、関数をより柔軟に再利用しやすくなる
・引数は必要に応じて使えばOK

関数は奥が深いですが、使いこなせるようになるととても便利です。
少しずつ理解を深めていきましょう。

引用文献:超基本を学ぶ JavaScript プログラミングの基本を学びWebサイトを動かす仕組みを理解して表現の幅を広げよう 長江かほり著