今回は配列についてまとめました。

配列とは?

~Crebitテキストより~
配列は、関連するデータを「ひとまとめ」にして扱うための道具のことです。
イメージは「仕切り付きの横に長い箱」。
中は小さな区画に分かれており、左から順に0、1、2… の番号が付きます。
各区画に値をしまっておけるので、必要なときに番号ですばやく取り出せます。
さらに、項目の追加・削除・並べ替え、区画を空にすることも簡単です。

配列は実務でもっとも出番の多い道具のひとつで、たいてい関数とセットで使います。

let array = [1, 2, 3, 4, 5, 6];

配列はどういうときに使うの?

配列は同じ種類のデータをまとめたいときに使います。


 ・生徒の名前一覧
 ・商品の値段の一覧
 ・得点の一覧
 ・今日の天気履歴
 など、「まとめて扱いたいデータ」があるときに便利です。

配列が長い時はどうするの?

配列が長くなると、単純に扱うだけでは大変ですよね。
そういう場合には、関数を使って処理をするのが基本です。

代表例

①map(配列の各値を変換して新しい配列を作る)
let numbers = [1, 2, 3];
let doubled = numbers.map(function(x) {
  return x * 2;
});
console.log(doubled);  // [2, 4, 6]

②filter(条件に合うものだけ残す)
let numbers = [1, 2, 3, 4, 5];
let even = numbers.filter(function(x) {
  return x % 2 == 0;
});
console.log(even);  // [2, 4]

③forEach(配列の全要素に対して処理する)
let numbers = [1, 2, 3];
numbers.forEach(function(x) {
  console.log(x);
});

これらはそれぞれ役割が違います

役割
map配列の値を変換する(新しい配列を作る)
filter条件に合うものだけ残す(新しい配列を作る)
forEach配列の要素を順番に処理するだけ(配列は返さない)

目的に応じて使い分けることが大切です!

まとめ

配列は「データをまとめる道具」です。
JavaScriptに限らず、ほとんどの言語で使われる基本的な考え方ですので、しっかり理解しておきましょう!