講師のKです。
仕事でエクセルを使っている人は多いですよね。
「マクロで自動化して、これでプログラミングデビューだ!」と思った人――ちょっと待ってください
まず、プログラミングとは?
やりたいことを、コンピュータが実行できる手順に翻訳して、コードとして表現すること。
言語はいろいろありますが、変数・条件分岐・繰り返し・関数などの基礎概念は共通です。
土台ができれば言語の乗り換えも楽になります。
ただし、最初に学ぶ言語の選び方次第で、その基礎が曖昧になりやすいのも事実。次の2点が理由です。
1) ひとつの記号が複数の意味を持つ言語がある
例:VBA の =
は代入にも等価比較にも使われます。
文脈で切り替わるため、初心者は「同じ意味」と誤解しがちで、基礎の理解に時間がかかります。
2) 省略形が多く書けてしまう
VBAは宣言しなくても変数が作れるなど、短く書ける反面、他言語に行くと
「なぜ宣言が必要?」「この省略は通用しないの?」と戸惑いがち。基礎の意図が見えにくくなります。
では最初に学ぶなら何が良いのでしょう?
結論:JavaScript をおすすめします。
- 記号の役割が明確:代入は
=
, 比較は==
。混同しにくい。 - 省略より基本形重視で学べる:
let / const
など、まずは「正攻法」での設計。 - すぐに目で結果がわかる:ブラウザだけで動くので、学習→実行→改善の回転が速い。
- 学んだ基礎は、のちに VBA や他言語へも転用しやすい。
「でも私はExcelで自動化したいんだけど?」
大丈夫。基礎をJavaScriptで固める → VBA に展開という順序の方が、結局は近道になります。
まとめ
- 最初の一歩で、「基礎がクリアに見える言語」を選ぶことが大切。
- JavaScriptは、記号の意味が分かりやすく、基本形で積み上げやすい。
- その土台が、Excelの自動化にも、他言語の習得にも効いてきます。
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